地域支援活動
野生動物による被害防止技術の普及を図ります
野生動物から人身や農作物を守るための対策について、地域にあった方法を地域の方とともに考えていきます。
鳥獣害に強い集落環境づくりを支援します
野生動物が集落の食べ物に依存しないような環境とは?また地域ぐるみで野生動物の侵入を防ぐための体制とは?地域全体で取り組むための活動を支援していきます。
野生動物出没対応
野生動物の出没に対する地元の活動を支援します
野生動物が集落に現れ、人身事故や農作物被害が発生する可能性がある場合、その動物を追い払ったり、捕獲したり、といった取り組みに対し、その技術支援や地域での体制づくりを考えていきます。
人とツキノワグマとの棲み分けによる共存を進めます
ツキノワグマは人身への脅威や農作物への加害が問題となっていますが、一方で絶滅が心配される動物でもあり、森林の生態系の要として大きな役割も果たしています。
クマとの棲み分けによる共存の道を探るため、学習放獣を進めていきます。
野生動物保護管理の総合的推進
現地の状況を踏まえた意見を鳥獣行政や試験研究に積極的に提案していきます
地域支援活動や出没対応などを通して、地域の現状から施策に反映したいこと、また研究に取り組んでほしいことなど、感度のよいアンテナをあげて積極的に提案していきます。
生息状況のモニタリング調査
研究部門と連携し、まだまだ解明されていない野生動物の生息実態や、すでに行った被害防止対策などの効果を検証し、“次なる手”を打つためのデータを収集します。
広く人材を育成します
県内各地域で野生動物の保護管理にあたる人材の確保と育成を図り、県全体のレベルアップを目指して、効果的な研修計画を企画します。
情報発信と普及啓発の基地としての機能を目指します
野生動物に関する県下各地の情報や生息実態、効果的な被害防止対策、保護管理の重要性などの情報発信を通じて、人と動物の関わりについて県民の皆様とともに考えていきます。
県下に広がるネットワーク
森林動物指導員の活動
兵庫県内の各県民局(農林(水産)振興事務所)に配置された「森林動物指導員」が森林動物研究センターと連携をとりながら、主に野生動物の生息地管理(森林整備)を中心に活動を展開します。
人工林は見通しがよい明るい森をめざし、間伐を進めます。 また、一方では広葉樹植栽を進めたり、野生動物の生息環境を考えた森づくりをめざして活動を展開しています。
随時モニタリング調査を行い、野生動物の出没原因や生息環境の整備をめざします。